自己流は危険!歯間ブラシの正しい選び方と使い方
普段の歯磨きで、歯ブラシ以外の道具を使用していますか?
実は、歯ブラシだけだと、どんなに完璧に磨いても、約6割しか磨けないのです。
歯と歯の間のケアが、とっても大事!
歯と歯の間のお掃除道具
今回は歯間ブラシについてです♪
■サイズ選びを間違えると、歯が削れる?!
実はこの歯間ブラシ、間違ったサイズを使い続けることで、
歯が削れてしまうって知っていましたか?
歯が削れることで、歯がしみてしまう原因にもなるし、
あとは、間違った使い方で、
歯茎が下がってしまうこともあります。
歯間ブラシに対してちょっとネガティブな話をしてしまいましたが、
しみるのも、歯茎が下がるのも、
間違った歯間ブラシを選んで、
間違った使い方をしているからというだけ!
正しく使うことで、
間違いなく歯周病予防、むし歯予防になります!
むしろ、使わないことで、歯周病やむし歯になるリスクが高まるので、
とにかく、正しく使いましょう!!
■サイズの選び方
できれば、歯科医院で、歯科衛生士や歯科医師に選んでもらうのがベストです。
自分で選ぶなら、以下のことに注意しましょう!
きついな、と感じるサイズはやめましょう。
その一つ下のサイズくらいで。
だからと言って、細すぎてスカスカでも汚れがきちんと落とせません。
入れたときに、抵抗なくスムーズに入るかどうか。
同じ人の口の中でも、歯と歯の間が広いところと、狭いところがあります。
理想は、それぞれの歯と歯の間に合わせたサイズを、いくつか使い分けるのがベストです。
それは面倒…というのであれば、まずは狭い方に合わせたサイズを使ってみましょう。
通らない箇所は無理して通さず、そこにはフロスを使いましょう。
■形の選び方
I字型とL字型の違い
使いやすい方を選んでもらって大丈夫です。
ただ、I字型を選んでも、奥歯に通すときは、L字に曲げて使います。
その時の注意点として、
つい、針金部分を曲げてしまいがちなのですが、
そうすると針金が折れやすくなってしまいます。
歯と歯の間で折れてしまう可能性もあります。
ですので、針金部分ではなく、プラスチック部分を曲げましょう!
■素材の選び方
ゴムの歯間ブラシっていいの?
最近ゴムタイプの歯間ブラシが増えていますよね!
針金と毛で出来ている歯間ブラシとの違いについて。
【ゴムタイプのメリット】
◆痛くない
◆歯や歯ぐきへのダメージが少ない
確かに普通の歯間ブラシと違って、歯ぐきに突き刺さることもないし、折れてしまうこともなくて、安全ではあります。
でも、歯垢は、やはり毛のタイプの方が取れます。
だって歯ブラシで、毛先がゴムで出来たものなんて、ないですよね?
なので、
ゴム製よりも、通常の毛のものを、正しく使うのがベストです。
しかし、自己流で歯間ブラシを選んで、間違ったサイズや使い方をしてしまう可能性があるのであれば、
まずは、ゴムタイプのものを使ってください。
■歯間ブラシの使い方
歯ぐきギリギリのところから、そっと入れていきます。
歯間ブラシ、一度でも歯と歯の間を貫通させたら、それでOKと思っていませんか?
詰まったものは取れるかもしれませんが、本当に落としてほしい歯垢は、一回では取れません。
なので、
●最低5往復させる
その際、
●片側の歯ずつ沿わせるイメージ
歯間ブラシで磨いてほしいのは、歯の横の部分。
ここにはものすごーく汚れが溜まりやすいです。
なので、「たまに歯間ブラシ使います」では足りません!
それは「たまにお尻洗います」って言ってるようなもの。
毎日洗わないと気持ち悪いですよね?
歯と歯の間も同じ。
毎日しっかり汚れを取りましょう!
慣れてきたら、奥歯は歯の表と裏と、両側から通しましょう!
■交換のタイミング
歯間ブラシは一日一回でもいいので、毎日通しましょう!
そして、歯間ブラシは洗えば、何度か使用できます。
だいたい一週間くらいを目安に、新しいものに交換しましょう。