自分で行う歯周病ケア
やった方がいいのはわかっているけど・・・
人は自覚や、納得するものがないと、なかなか行動には移せません。
移せたところで続きません。
今お伝えしている歯周病は、何らかの症状を自覚してからでは遅いこともあります。
なので、一番歯周病ケアをしてほしい「今、健康な人」には、なかなか響きにくいのが難しいところ・・・
そんな中、楽しいことや、気持ちよく感じることが出来れば、自然と続けられますよね?
そして結果が出たり、自分を律することが自信に繋がり、モチベーションが上がることで良い循環を作れます!
この記事を見てくださっている方には、ぜひ、そんな循環を作っていただきたいです!!
今回お伝えするのは、
歯周病のケアで一番重要な「セルフケア」
自分自身が毎日行うお口のケアです。
なので、楽しく、気持ちよく、結果を出していきましょう♪
◆セルフケアのポイント
①適切なブラッシングでプラーク(歯垢)を取り除く
②歯と歯の間のお掃除を、毎日必ず行う
適切なブラッシングとは・・・?
◆歯ブラシの選びポイント
★ヘッドの大きさが自分のお口に合っているもの
少し小さめの方が、奥まで届きやすいです。
★「やわらかめ」か「ふつう」の硬さ
歯ぐきから出血があり、炎症があるときは「やわらかめ」で、歯ぐきが回復したら「ふつう」で大丈夫です。
★極細毛
毛先が細いものの方が、歯と歯ぐきの境目や、歯周ポケットにも届きやすく、効果的にブラッシングが出来ます。
★電動歯ブラシも用途によっては効果的ですが、歯周病のケアを行う場合、はじめは手用の方が適しています。
◆磨き方のポイント
コツを掴むまでは鏡を見ながら、歯ぐきの境目に毛先が当たっているかチェックしながら行いましょう。
★歯ブラシの毛先を、歯と歯ぐきの境目に45°くらいの角度で当てて、横に動かします。
ただし、大きく動かすのではなく、5㎜以内の範囲で細かく動かします。
★歯磨きで出血があるとき
出血する→炎症がある→細菌がいる→磨き残しになっている
なので、出血する所こそ、よく磨きましょう!
自分自身で行うことの出来る炎症に対する「治療」です。
ブラッシングだけでもこのくらい改善します!
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上記の写真は、ブラッシングだけで4ヶ月経過した症例のようです。
歯ぐきの色や形が変わりましたよね!
◆やってないとまずい!歯と歯の間のお掃除方法
日本人は口臭がひどいと言われています。
その原因は、
日本人は歯みがきはするけれど、歯と歯の間のお掃除はしていないから。
では、歯と歯の間は何を使ってケアをすればいいのでしょうか?
①フロス
これはアメリカの歯科医師会のポスターです。
「フロスか死か」
それくらい、フロスが大事、ということなのです。
↑
ここの汚れはフロス以外では落とせない!
かき出すように、落としていきます。
フロスを使っていない人は、ここの汚れが何年、何十年と付いたまま、大変なことになっているのです。。。
②歯間ブラシ
歯間ブラシは、フロスよりも歯垢除去率が高いので、歯と歯の間に通せるならぜひ使いましょう!
しかし、正しい使い方をしないと、歯や歯ぐきを傷つけてしまうので要注意!
サイズと、使い方を歯科医院で教えてもらいましょう。
ゴムタイプの歯間ブラシも売っていますが、所詮ゴムです。
ゴムタイプの歯ブラシなんてありませんよね?
つまり、普通の毛で出来ている方が確実に汚れは落ちます。
ただ、ゴムの場合、間違った使い方をしても歯ぐきを傷つける心配がないので安心ということ☆
◆一番のおすすめはこれ!
こちらは「ワンタフトブラシ」という小さな歯ブラシで、1番奥の歯の後ろの面や、歯並びの悪い所などにも適しています。
ですが、ポイント使いではなく、
私の一番のおすすめは、このワンタフトブラシで全ての歯を磨くこと!
普通の歯ブラシよりも確実に汚れが落とせます!!
まとめ:おすすめ!セルフケアの流れ
①歯間ブラシで歯と歯の間を磨く
②ワンタフトブラシで全ての歯を磨く
特に、歯と歯の間や、歯ぐきの境目、歯の裏側をしっかりと!
③フロスで歯と歯の間を磨く
④普通の歯ブラシに、フッ素入り歯みがき粉を2cmたっぷりと付けて、仕上げ磨き
「フッ素入り」を「2cm」これがむし歯予防にとても効果的です!
普段、電動歯ブラシを使用している人の場合は、ここで電動歯ブラシを使用します。
電動歯ブラシは、あくまで普通の歯ブラシの代わりで、歯間ブラシ、フロス、ワンタフトブラシの代わりにはなりません。
自分で毎日行う歯周病のケア。
正しいことを続けていくと必ず結果が出ます!!
お肌の変化には敏感でも、歯ぐきの変化は気にも留めない方がほとんどです。
歯ぐきはとても素直です。
自信のある笑顔でいられるように、自分の体を大切にしていきたいですね😊