歯のメインテナンス【治療例】
健康のためにはした方がいい!
と思っていながらも、なかなか行動に移せないことってありますよね。
歯のメインテナンスもその一つなのではないでしょうか。
今回は、実際にメインテナンスを行っている患者さんの症例を見ていきたいと思います。
【初診時】
【メインテナンス時】
この方は歯科医院への来院が30年ぶり!
治療が必要な歯は全て治療を行い、現在はメインテナンスに入っています。
治療前と比べると、白い!と感じますよね。お口の中が明るくすっきりキレイになっています。
もう少し細かく比べていきましょう。
【治療前】
初診時、下の前歯の裏側には大きな歯石が付いていました。(歯石、見つけられますか?)
歯石とはプラーク(歯垢)が石のように固まったものです。
真ん中の歯の歯ぐきの位置に注目してみてください。
歯石の周りにはプラークが付きやすくなり、そのせいで歯ぐきに炎症が起き、歯ぐきが下がってきています。
【治療後】
歯石をとっただけですが、初診から数か月でこのくらい歯ぐきの位置が戻ってきています。
他の歯も見てみましょう!
【治療前】
歯ぐきの状態に注目してみてください。
赤く腫れているのがわかりますか?
ここには深い歯周ポケットがあり、歯ぐきの中にも歯石がついていました。
【治療後】
歯ぐきの中の歯石をとってから数年後です。この歯は根の治療もやりなおしました。
初診と比べると、歯ぐきが引き締まっているのがわかります。
見た目の変化はやはりモチベーションになりますよね!
もちろん見た目以外にも、数値的な変化がありますので、
ただ感覚的にきれいになった、とか、良くなったというだけでなく、
きちんと治療前と治療後で比較ができます。
そして、メインテナンスでは、その状態を維持することを目的としています。
メインテナンスの有無で、数十年後のお口の状態は全然違います。
一生、自分の歯で生活していけるように
失ってから後悔しないように