親知らず、抜いたほうがいいの?
親知らずで大変な思いをした人や、周りでそんな話を聞いたことはありませんか?
逆に簡単に抜けた人や、まったく生えてこなくて、抜歯の経験がない人もいるかと思います。
親知らずって、生え方や、上の歯か、下の歯かで、難易度が全然違います!
私の場合、上の親知らずは10年以上前に、ちょこっと生えてきた状態で、するっと抜いてもらいました♪
基本的に上はすごく楽!!
先生に、「5秒で抜けるよ~」って言われて、ほんとに抜けた(笑)
頭が出てきたくらいが抜きやすいです。
しかし、下は別物。
生え方によって、すっっっごく大変(>_<)
私の場合、完全に歯ぐきに埋まっていました。
しかも横を向いていて、思いっきり手前の歯に食い込んでて…
タックルしてますね(笑)
下顎の神経にも近くて、100分の1くらいの確率で麻痺が起こるかもと言われていて・・・
麻痺っていっても一時的なものですが。
この黄色い線辺りに神経があります。
親知らずの根っこが、神経に近いと、抜く時の道具が神経を傷つけてしまうことがありますが、
結果、大丈夫でした!
ところで、なぜ、親知らずって抜く必要があるのでしょうか?
親知らずを抜く理由とは・・・?
【理由①】親知らずがむし歯
親知らずは、とっても磨きづらいので、むし歯になることが多いです。
放置すると、被害は親知らずだけにとどまらないことも・・・
手前の歯に、むし歯ができることもよくあります。
この場合、神経を取らなくてはいけなくなる場合も!
親知らずの手前の歯は、一生使いたい、大切な歯なのに…
【理由②】歯ぐきの炎症
何度も言いますが、親知らずは、とにかく磨きにくい!!!
ですので、磨き残し(プラーク)によって、歯ぐきに炎症を起こすことが多いのです。
普段は症状が無いのに、仕事が忙しくなったり、風邪をひいたりした時に、親知らずが腫れ、痛みが出て、
体調が良くなると、いつのまにか治ってた!ということを繰り返していませんか?
この状態を数年繰り返すと、いつかびっくりするくらいの腫れや痛みで、場合によっては入院しないといけなくなることもあります。
親知らずの炎症が、喉の方に進めば、気道が閉塞して呼吸困難になり、命の危険すらあるのです。
親知らずが、歯ぐきの外に出ていない状態でも、腫れることがあります。
菌は、わずかな隙間に入り込んで、炎症を起こします。
生えていないから大丈夫というわけではないのです。
【理由③】歯並びが悪くなる
親知らずが横や斜めに生えていると、手前の歯をグイグイ押します。
そうすると、バランスが崩れて、歯並びが悪くなってしまうことがあります。
場合によっては、咬み合わせに影響を及ぼし、顎関節に負担が出ることもあります。
【親知らず、抜いた方がいい場合】
●下記の【抜かない方がいい場合】以外すべて
●特に若い人
20~30代で抜いてしまった方が楽です。
年齢と共に、顎の骨とくっついてしまい、抜けにくくなり、より大変な抜歯となってしまうことがあります。
【親知らず、抜かない方がいい場合】
●まっすぐ、正常に生えている
●完全に骨の中に埋まっている
歯ぐきの中ではなく、「骨」の中です。
●矯正治療の関係
●歯の移植やブリッジの土台に使える場合
親知らず、抜いた方がいいかなー。
でも怖いなー。
という方へ
次回、私の抜歯体験をお伝えします!