正しい歯ブラシの選び方と交換時期
「歯ブラシ」という道具。
間違いなく、この記事を読んでくださっている方の全員が使用していると思います。
そのため、市販の歯ブラシの種類は山ほどあり、手用の他にも電動もありますよね。
その中から正しく選べている自信はありますか?
■歯ブラシの選び方
今、あなたは何を重視して選んでいますか?
値段、大きさ、毛の硬さ、メーカー・・・
まず考えてほしいのが、
歯みがきのときに、『歯ブラシ』という道具をどのくらい重視するか?
ということ。
歯みがきって、歯をゴシゴシ擦ることではなく、歯に付いているプラーク(歯垢)を取ること!
そのための道具として、デンタルフロスや歯間ブラシやワンタフトブラシなどを使うのであれば、
正直、歯ブラシは、そんなに拘らなくてもいいと思っています。
(実際、私は歯ブラシはコスパで選んじゃっています^^;)
↑デンタルフロス
このような持ち手が付いたタイプもあります
↑歯間ブラシ
フロスは糸ですが、歯間ブラシは毛で出来ています。
最近ではゴムタイプの歯間ブラシもありますが、毛の方が汚れが落とせます。
↑ワンタフトブラシ
このワンタフトブラシは、コツを掴めば汚れを確実に落とすことができるもの。
私の一押しです!!
「いろんな道具を使うのは面倒くさい」
「歯ブラシ一本で歯みがきは終えたい」
という方は、まずは考え方を変えましょう!
何度も言ってますが、歯ブラシだけでは歯と歯の間は磨けませんので。
歯医者さんの磨き残しチェックの赤染めは、歯の根元部分の磨き残しをチェックするもので、たとえそれで100%磨けても、歯と歯の間はまた別なので。
ということで、イメージしてください♪
ぴったりくっついている棚と棚。
あ!!!
クリームソーダをその間にこぼしてしまいました。
棚の下の方の隙間の入るところだけ、箒でかき出しても、両脇ベトベトですよね?
布巾などで両脇も拭きとらないと気持ち悪いですよね?
皆さん、普段ベトベトになりそうな食べ物いっぱい食べてますよね?
だから・・・
↑ここの汚れをかき出さないと!
ちなみに、歯と歯の間に毛先が入る!みたいな宣伝の歯ブラシも、そんなことはないです。
↑これでいえば「均一」のものでいいかなと
■毛先は?
テーパード毛という、毛先が細くて尖っているタイプと、
ラウンド毛という、毛先が丸く処理されているタイプがあります。
先ほど挙げたフロスやワンタフトブラシ等を使用しないで、歯ブラシだけでより細かいところまで磨くなら、テーパード毛の方がおすすめです。
毛先が細い分、歯間や歯と歯茎の境目にも当たりやすいので。
ラウンド毛は、歯の平らな面であれば、汚れが落としやすいのですが、本当に磨いてほしい歯ぐきの際の部分には入りにくいかもしれません。
なので、歯肉炎や歯周病が気になる人にはテーパード毛の方がおすすめです。
フロスやワンタフトブラシ等を併用するなら、ラウンド毛でもいいと思います。
私のおすすめは、
フロスまたは歯間ブラシ(使えるならどっちも!)
+
ワンタフトブラシ
を使うというのを前提として、
歯ブラシは、
毛先は真っ直ぐで、
かたさはふつう、
ヘッドの大きさは口に入れたときにしっくりくるもの。
最近は大きめのヘッドも人気です。
大まかなプラークを落としやすいので、細かいところはフロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどに頼るのであれば効率いいかも。
小さなヘッドは、小回りがきくので、上の奥歯のほっぺた側や、下の奥歯の裏側にも当てやすいです。
ちなみに、男性に多いのが、毛がかための歯ブラシで力強く磨いているという方。
それでは歯ぐきが下がってしまう可能性があります( ゚Д゚)
「だんだん歯ぐきが下がるのが気になってきたー」
という方は、歯ブラシ以外の道具(フロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシなど)に重点を置いてみてください。
ちなみに、歯ぐきが下がるのが怖くて、歯の根元を磨くのを控えてる。
という方も結構いるのですが、これは逆効果です!
結局、歯の根元にプラークがついたままだと、歯周病が進み、歯ぐきがさらに下がっていきます。
知覚過敏もそう。
歯ぐきが下がると、知覚過敏にもなりやすくて、それで磨くのを控えると、プラークがついたままになり、さらに知覚過敏が悪化します。(もちろんむし歯になってしまう可能性も)
■歯ブラシの交換時期は?
基本的には1ヶ月が目安!
やわらかめの歯ブラシや、強い力で磨く方は、もっと早く交換しないとダメな場合もあります。
なので、歯ブラシを後ろから見て、毛先が出てたら、1ヶ月経たなくても交換。
逆に、毛先が全く出てなくても菌が繁殖しますので、1ヶ月くらいでは交換しましょう!
たとえば、毎月1日は歯ブラシ交換日とか、
忘れないように、わかりやすい日を決めておくのがおすすめです♪
電動歯ブラシだと、3ヶ月くらいを推奨しているメーカーが多いです。
以上、参考になれば嬉しいです(*^^*)
ただ、本当に適している歯ブラシというのは、人それぞれです。
自分の判断で使用するのではなく、歯科医院で専門家に選んでもらい、正しい使い方を教えてもらってくださいね!